「名探偵コナンって結局どんな話?」「毎年映画しか観ないからわかんない」「それにしても長すぎる!」
1994年に週刊少年サンデーに連載が開始、1996年からアニメ放送が開始された、日本を代表するアニメ・名探偵コナン。2025年現在も連載が継続し、完結していません。
日本中で、世界各地で人気なコナンだけど、約30年の連載・放送となり、主要なキャラクターも多い。「結局どうなってるの!?」と疑問に感じられる方も、多いことでしょう。

この記事で名探偵コナンの大まかな流れは完璧
物語の主人公は、高校生探偵:工藤新一!
名探偵コナンは、高校生探偵・工藤新一が主人公。
推理小説家の工藤優作を父にもち、幼いころから推理小説に囲まれ育ちました。彼は「平成のシャーロック・ホームズになりたい!」という夢を持ち、数々の難事件を解決。巷のちょっとした有名人になっていました。
ヒロインは、幼馴染の毛利蘭。空手の都大会、そして関東大会で優勝する強さを誇る、スーパーガール。一途に新一のことを思い、新一も蘭に惹かれている。そんな初々しい関係です。
名探偵コナンの登場!新一・毒薬で体が縮んでしまった!
事件はある日、新一と蘭が遊園地に遊びに行った時のこと。たまたま乗ったジェットコースターで殺人事件が起こり、新一は見事に事件を解決!そのジェットコースターには、全身黒ずくめの怪しい男2人組も乗っていたのです…。
蘭と共に遊園地を後にしようとしたその時、新一は再度黒ずくめの怪しい男を発見。蘭と別れ、黒ずくめの男を追うと、拳銃密輸という怪しい取引現場を目撃してしまいました。
取引に夢中になっていた新一は、背後から近づくもう一人の黒ずくめの男に気づかず、バッドで頭部を襲われます。そして「組織が新開発した毒薬」と男が言う、毒薬を飲まされてしまうことに…。体中が熱く、骨が溶けるような感覚に襲われ、死んでしまったのか…!と、思いきや、なんと体が幼児化してしまったのです!!
新一は警察の保護から逃れ、隣の家に住むスーパー発明家・阿笠博士を頼ります。工藤新一が生きていると黒ずくめの男たちにばれたら、新一の周囲の人間にも危害が及ぶかもしれない。そう博士に助言され、新一を心配して訪問してきた蘭に名前を聞かれ、とっさに「江戸川コナン!!」と名乗りました。
そう、こうして「名探偵コナン」は誕生したのです!
この黒ずくめの男たちは、コードネーム:ジンとウォッカ。ジンは長身、銀色の長髪で、何人もの人を殺してきたような凍りついた目を持つ男。頭の回転も早く、作中では最強の悪役として登場し続けています。
小学1年生のコナンが難事件を次々と解決!
コナンは、自分の体を幼児化させた黒ずくめの男たちを追うため、何か情報を得られないかと考えます。これをきっかけに、蘭の父で探偵事務所で探偵をしている毛利小五郎の家に転がり込み、蘭と小五郎と一緒に暮らし、小学校に通うことになりました。
毛利小五郎は、もともと警視庁の刑事でした。ある事件をきっかけに、刑事を退職。探偵事務所を開業し暮らしています。実は推理力なんて全然ない、酒、アイドル、競馬、麻雀が大好きなへっぽこ探偵。ただ、刑事時代から銃の腕前はピカイチ!そんな”迷”探偵なのです。
小五郎のもとには、数々の事件の依頼が飛び込んできたり、招待された場所、外出先、あちらこちらで事件が発生!
小五郎1人では事件解決なんて到底難しいですが(笑)、コナンが阿笠博士の発明品「時計型麻酔銃」「蝶ネクタイ型変声器」を使って、小五郎を眠らせ事件を解決していきます。
「眠りの小五郎」として、超有名人になってしまった小五郎のもとには、さらなる難事件が舞い込みます。数々の事件を通して、コナンは黒ずくめの男たちに近づいたり、仲間に出会ったり。蘭にコナンの正体が新一だとバレそうになったり。(笑)
そして、ついに小五郎のもとへ、弟子にしてほしいと怪しい人物が近づいてくるのです…。
隣の寿司屋にやってきたのは、黒の組織No.2
毛利探偵事務所の隣にある「米花いろは寿司」に、小五郎、蘭、コナンが食事に行くと、新入りの板前・脇田兼則が働いていました。ミステリー好きな彼は、小五郎から事件のことを聞きたいと話したり、小五郎に興味津々。寿司屋で起こった事件を小五郎が(いつも通りコナンが笑)解決すると、「毛利探偵の弟子にしてくれ!」と、志願します。
実はこの男、コナンの追う黒の組織のNo.2:RUM(ラム)なのです。
コナンは数々の事件を通して、黒の組織にはボスがいること、自分に毒薬を飲ませた最強の悪役ジンですら逆らうことのできない、絶対的な力を持つNo.2のラムがいることを、突き止めていきます。
2025年現在までに、作中でラム=脇田であることは読者には明かされていますが、まだコナンとその仲間たちがラムが誰かに気づいている、というはっきりとした描写はないのです。
コナンのすぐ近くまで、黒の組織のNo.2が迫ってきており、名探偵コナンは佳境を迎えているといっても過言ではありません。
ここさえ分かれば大丈夫!次々と出会う力強い仲間5選
名探偵コナンは、次々と力強い仲間たちが登場し、コナンをサポートしてくれます。そのキャラクターたちが、皆とても魅力的。
登場して間もないときは、「こいつは敵か、味方か…?」が、わからないような設定で登場し、数々の伏線の後に、味方として仲間に加わってきた。そんな作風になっています。
今回は、ここさえ分かれば大丈夫!な、主要な仲間キャラクターについて、簡単にご紹介します。
灰原哀
本名は宮野志保、18歳。もとは黒の組織で、コードネームは「シェリー」。コナンが飲まされた毒薬「APTX(アポトキシン)4869」の開発をしていた、研究者でした。
姉の宮野明美をジンに殺され、組織に反発。監禁されたところ、持っていたAPTX4869を飲んで自殺を図る…するとコナンと同様に幼児化。自力で組織から脱出し、今は阿笠博士の家で暮らしています。APXT4869の解毒剤の開発に成功し、コナンのピンチに表れ、助けてくれたりと、ひそかにコナンに惹かれるシャイガール。
服部平次
西の高校生探偵で、剣道の名手。今では劇場版映画の常連キャラですが、登場当初は工藤新一に強烈なライバル意識を向けていました。
ある事件のトリックで決定的な見誤りをしており、新一に指摘されます。事件を解決する上で、推理は勝負であり、新一に勝つことにこだわってきた彼は、「推理に勝ったも負けたもない。真実はいつも、たった一つしかない」という新一の言葉に、心打たれます。
コナンの正体が新一だということにも自らの推理力で気づき、今ではコナンの1番の助っ人と言っても過言ではないくらい、コナン(新一)のことが大好きな仲間です。
赤井秀一
FBI捜査官で、1300ヤード(1.189㎞)離れた場所も狙い通りに打てる、狙撃の名手。
もともと黒の組織にスパイとして潜入し、「ライ」というコードネームを取り、組織に迫っていたところ、とある作戦でスパイだとバレてしまいました。黒の組織のボスですら、赤井のことを「銀の弾丸(シルバーブレット)」だと恐れるほど、頭のきれるトップスター的なキャラクターです。
とある作戦で死亡を偽装。現在は沖矢昴という大学院生に化け、コナンの近くでコナン達を守り、そして時に敵を共に攻めてくれる、頼もしい仲間です。
安室透
本名は古谷零。公安警察の警部で、「バーボン」というコードネームで、黒の組織に今も潜入捜査をしています。表向きは、安室透という偽名で、毛利探偵事務所の下の喫茶店「ポアロ」で働いています。
なぜ黒の組織に潜入することになったのか…あたりの詳しい事情については、はっきりとした描写はまだありません。ただ、共に組織に潜入していた警察学校の同期・諸伏景光(コードネーム:スコッチ)の無念を晴らすため。愛する日本の平和を守るため。そんな彼らしい正義のもと、コナンとともに黒の組織を追っています。
工藤優作
コナン(新一)の父で、世界的に有名な推理小説家。推理力、冷静な判断力、知識とすべてに長けており、作中ではコナンと並ぶ最高レベルの推理力を持ちます。
もともとはロサンゼルスに住んでいましたが、物語が佳境に進み、コナンたちを助けるべく帰国。コナン、赤井とともに黒の組織の情報を共有し、真相へと迫っていきます。
名探偵コナンは誰もが楽しめる最高の作品!
いかかでしたでしょうか?30年分の名探偵コナンを、ぎゅっとポイントを絞ってお伝えさせていただきました。
アニメや漫画をすべて追うことは難しくても、この記事を読んで興味を持った、このキャラクターの話から深掘りしたい、そんな風に感じていただけると、さらに作品を楽しむことができるかと思います。
あなたもぜひ、名探偵コナンを一緒に楽しんでみませんか?