MENU

名探偵コナン 劇場版「漆黒の追跡者(チェイサー)」を徹底解説!

名探偵コナン 劇場版「漆黒の追跡者(チェイサー)」を徹底解説!

原作ファンもアニメファンも、映画だけは毎年観てる!という人も多い「名探偵コナン」。今回は劇場版第13作「漆黒の追跡者(チェイサー)」を徹底解説していきます!

この映画は、劇場版で8年ぶりに黒の組織が登場する、ファン待望の一作。題名の「追跡者」を「チェイサー」と読むのも、とってもカッコいいですよね!映画オリジナルキャラクターである、黒の組織「アイリッシュ」が登場し、コナンの正体が新一だとバレる…?そんな予告動画で、ファンを沸かせた作品でもあります。

今回は、この「漆黒の追跡者」のあらすじ、見どころを解説していきますね。

この記事を読めば、ちょっと分かりにくかった黒の組織の伏線、そしてコナンと黒の組織の戦いの行方について、きっと理解できるはず!です。

目次

「漆黒の追跡者」のあらすじ

季節は七夕が近づく頃。舞台は東京、関東近辺で合計6人が犠牲となる、殺人事件が次々に発生します。殺人現場に「麻雀牌」が置いてあったことから、警視庁は連続殺人事件だと考え、捜査をしていました。警察は、この広域連続殺人について小五郎の意見も聞きたいと、小五郎は蘭とコナンを連れて警視庁へ。そこには、神奈川県警、静岡県警、埼玉県警、長野県警の警部、群馬県警、警視庁松本警視まで勢ぞろい!

コナンは事件の概要をこっそり盗聴(笑)。会議の後、コナンは黒の組織のボスのメールアドレスのプッシュ音「七つの子」を聞いた警部がいたことを知り、ジンの愛車ポルシェ356Aも発見。警察会議に黒の組織のメンバーが入っていたと、確信します。

この映画は、毛利探偵事務所にいたコナンが、黒の組織・ジンに銃口を向けられるという衝撃的なシーンから物語は始まります。実際にそれは悪い夢で、朝夢から覚めるコナンでしたが、コナンの正体が奴らにバレる!という予感を感じさせるシーンです。

実際、連続殺人事件の捜査は難航。かつての小五郎の上司・目暮警部が「こんなとき工藤君(新一)がいてくれてたら…。」と漏らし、捜査会議中に新一が生きていることも警部たちに語られてしまいます。捜査会議の中には黒の組織メンバーが潜り込んでいるため、新一のことまで知られ大ピンチ…!

事件の途中、ベルモットに遭遇したコナンは、なぜこの連続殺人事件の捜査会議に黒の組織が潜入していたのか、問い詰めます。すると、事件の被害者の中に黒の組織メンバーがいて、その人物が組織のデータをもっていたため組織が殺そうとしていたこと。しかし組織が殺す前に何者かに殺されてしまい、そしてそのデータを真犯人が知らずに持ってしまっているということを聞かされました。

コナンは連続殺人事件の捜査を行いつつ、黒の組織のメンバーが誰に化けて潜入しているのか、事件の真相を追っていくことになります。

映画の見どころ

コナンや仲間は無事なのか…。ハラハラドキドキの「漆黒の追跡者」。

ここでは、警察に化けた黒の組織メンバー「アイリッシュ」についても含め、黒の組織との戦い・映画の見どころを3つにまとめ、解説していきます!

①黒の組織メンバー・アイリッシュにコナンの正体がバレる!

ベルモットから何者かが警察関係者に化け潜入していることを聞かされ、推理をしていくコナン。実は、「アイリッシュ」というメンバーが、松本警視に化け潜入していたのでした!

アイリッシュは、連続殺人事件の捜査会議の中で、「江戸川コナンという頭のキレる子供がいる」こと、「工藤新一が生きている」ことを知り、独自に捜査します。アイリッシュは、コナンが小学校で制作した粘土の作品の指紋と、新一で高校の文化祭で来た衣装についた指紋を照合させて、結果はピッタリ一致!新一=コナンだと分かり、黒の組織にコナンを連れていき、ジンやボスに報告しようとしていました。

学校にまで組織の手が伸びていることに気づいたコナンは、ぞっとした表情を見せ…しかし覚悟を決め、連続殺人事件の捜査も続行。そしてついに真犯人へとたどり着き、その後アイリッシュとも対面・バトルになります!

アイリッシュは大柄の男で、力強く、推理力・行動力にも長けた男でした。本編に登場したら、ジンをも食うレベルのメンバーに違いありません!コナンは力では敵うはずもなくやられっぱなし(´;ω;`)東都タワーで追い詰められるコナン、盗まれた組織のデータとコナンを手に入れたアイリッシュでしたが、ジンと仲間たちに狙撃され死んでしまうのでした。東都タワーの下には警察が多数駆けつけており、松本警視に化けたこともバレてしまったことで、口封じに殺されてしまったのです。失敗は許されない、厳しい組織のルールがわかる場面です。

アイリッシュを助けようとしたコナンに、「ベルモットが惚れるわけだ。追い続けろ、工藤新一」と言って死んでいくアイリッシュ。このシーンはめちゃくちゃカッコよく、ちょっぴり涙が出る場面です!コナンが組織のメンバーに認められるって不思議なことだけれど、新一=コナンには、どんな悪党の心にも響く強い心・メッセージがあることがわかります。

②アイリッシュと戦う蘭

東都タワーで追い詰められたコナン、異変に気づいた蘭も東都タワーの展望台に上っていきますが、そこで松本警視に化けたアイリッシュと対決。銃口を向けられ大ピンチの状況で、蘭は銃弾の速度についてかつて新一が教えてくれたことを思い出します。大好きな新一のことを思い出し、蘭は覚悟を決めさらにパワーアップ。間近で受けたアイリッシュの銃弾を避けて、アイリッシュに反撃が成功!すごすぎる蘭姉ちゃんでした(笑)

劇場版コナンの作品では、蘭の空手術が大活躍することも多く、今回も素晴らしい活躍でした。コナンも「すげえ」のひと言。(笑)

アニメのヒロインがめちゃくちゃ強いって、よくあるパターンかもしれませんが、蘭の力はずば抜けていますよね!映画の素敵な見どころです。

③黒の組織とコナンの戦い

東都タワーでアイリッシュを殺害して口封じをしたジンたち。アイリッシュの近くにもう一人人間がいることに気づき、また口封じのためにと東都タワーに向かってヘリコプター搭載の機関銃を連発!逃げ場のないコナンは、最大のピンチに追い込まれてしまいます。どうする、どうする…!考えるコナンは、阿笠博士の発明品・伸縮サスペンダーと銃弾で外れたライトを使って、ジンたちのヘリコプターに向かって反撃!見事にヘリコプターに攻撃が成功して、ジンたちは撤退。コナンの無事、そして東都タワーの崩壊を防ぎ、この戦いは終わったのでした。

人ひとり殺すためにタワーに銃弾を打ち続けるジンたち、本当に恐ろしいですね(笑)。撤退しながら「何者なんだ」とつぶやくジンの姿もとても印象的。

しかしながら、毎度コナンの発想力、頭の良さには驚かされるばかりです。音響や映像から伝わる緊迫した空気観、ハラハラドキドキの展開に目が離せません!

コナンを知り始めたらおすすめの作品

この映画は、注目度の高い黒の組織の登場作品ともなっています。もちろん、映画単体でもおすすめですが、原作ストーリ-を少し知っているとさらにおすすめの作品です。

アイリッシュが化けていた松本警視って、一体だれ?と思った方は、単行本8巻の「6月の花嫁殺人事件」をぜひご確認ください。松本警視は、実はかなり初期からのレギュラーメンバーなのです!警視庁捜査一課のキャラクター、上下関係、またこの映画を盛り上げる他県の警部たちもちょっとずつわかると、さらに映画を楽しむことができますね!

今回は黒の組織について見どころを絞りましたが、映画で起こった連続殺人事件の悲しい真実にも、大注目。事件の真相は、ぜひ映画を鑑賞して、その目で確かめてみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次