「コナンっていつ終わるの?」「最後どうなるのか気になる!」
30年以上と長期連載の名探偵コナン。物語は佳境に向かっていますが、まだまだ謎は残り、どんな結末を迎えるのかは明らかになっていません。
子どもの頃からコナンを知っている人からすれば、自分は十分大人になったのに、コナンはいつ大人になるの!とツッコミたくなりますよね。(笑)
過去に、原作者の青山剛昌先生は対談の中で、コナンの結末について『もう最終回のネームを描いてるよ』との発言をしていました。作者の中では、最終話の大まかな構成、結末は決まっているようです。
今回は、今までのストーリーを踏まえ、名探偵コナンがどのような結末を迎えるのか、ストーリーの大きな流れから、どんな終わりを迎えるのかを徹底考察していきます。
この記事を読めば、あなたもきっと名探偵コナンをもっと詳しく知り、考察し、楽しめるようになる!はずです。
黒の組織との対峙
名探偵コナンのストーリーで最も重要な内容は、やはり黒の組織との対峙です。
そもそもが、黒の組織が新一に毒薬を飲ませ殺害しようとした結果、幼児化してコナンになってしまったことから始まりました。もちろん最終回では、黒の組織との決着をつけるはずですよね。
コナンは黒の組織に勝てる?
結論、黒の組織とは決着がつくと思います。ここでの「決着」とは、黒の組織が逮捕され終結する、という意味です。なぜなら、コナンは1つの事件を除き、毎度事件の犯人をあぶり出し、逮捕に繋げているからです。犯人を捕まえ、罪を償わせる。それがコナンの信条ですよね。
逮捕に繋げることができなかった唯一の事件は、「ピアノソナタ月光事件」です。その事件で、コナンは推理の中犯人を追い詰め、犯人は火の中で自殺してしまうのでした。その事件から、「犯人を自殺に追い込むような探偵は、殺人犯と変わらない」という探偵としての新たな信条をもち、大きく成長しました。
コナンが大事にしている信条をもとに、黒の組織とも戦っていくはずです。
命が危ういベルモット
黒の組織には、さまざまなキャラクターがいます。名探偵コナンの中で最強の悪役として君臨する、ジン。彼も含め、ボスやNo.2のラム(RUM)、その他幹部も、最終回に向けそろって逮捕されると思いますが、1人、命を落としてしまうのではないか?と危惧する人物がいます。そう、それは、ボスの側近・お気に入りともいわれる「ベルモット」です。ジンとコナンの対峙のときに、ベルモットが盾になってコナンを守る…そんな展開になり得ると予測します。
コナンを救いたいベルモット
変身技術の天才で、もう何十年と歳をとっていないという謎に包まれた女性、ベルモット。
彼女は、新一を「シルバーブレット」、蘭を「エンジェル」と呼び、黒の組織との対峙の際には、新一(コナン)と蘭に危害がないようにと守ってきました。なぜこの2人を守るのかというと…それは、ニューヨークでの事件がきっかけでした。
ベルモットは、黒の組織にとって脅威である、赤井秀一を暗殺するため、組織とは関係のない一般の通り魔に化け、赤井の命を狙っていました。しかし、その場面にたまたま新一と蘭が居合わせていました。その通り魔に化けたベルモットが、階段から落ちそうになったその時、蘭と新一が手を差し伸べ、ベルモットを助けたのです。「人が人を助ける理由に、論理的思考は存在しない」という新一の言葉、蘭の優しさに救われたベルモットは、2人をいつも危険から守っているのです。
名探偵コナンが終結していく流れの中で、今までのストーリー展開より、おそらくコナンは絶体絶命のピンチに立つことが容易に予測されます。その時に、ベルモットが命がけでコナンを守ることで、自分の命を救ってくれた恩返しをする、という展開となり得る可能性が非常に高いです。
コナンが新一だってみんなにバレる?
ストーリーが進む中で、コナンが新一だったということがバレるのかどうか…については、筆者はバレないで終わるのではないか?と予測します。その理由を2点解説していきます。
①影響力が強すぎる
コナンが新一の幼児化であったと周囲の人間に知れ渡ると、各所にとんでもなく大きな影響を与えます。警視庁、他県の警部たち、帝丹高校や小学校、蘭を含む身近な人たち…。これだけ多くの人たちと関わり、事件を解決してきてしまったためです。特に、新一をずっと待っていて、コナンと共同生活を送ってきた蘭にとっては、ダメージがデカすぎます(笑)。また、その後各所がどうなったのか、という回収までをストーリー上行うのは困難では?とも思います。
②コナンは阿笠博士の遠い親戚の子という設定
もともとコナンは、阿笠博士の親戚の子で、両親は海外に転勤していており、母親は江戸川文代(新一の母・由希子が変装している)という設定。コナンの小学校の授業参観にも文代は来ており、その設定で周囲をだましぬくことができているのです。コナンが新一に戻れたとしたら、コナンは海外の両親と生活することになった…という設定で、自然と去ることができるように思います。(周囲の人間からすると、寂しい限りですが。)
コナンは結局新一に戻れるのか?
展開としては、黒の組織との対峙の後に、コナンはAPTX4869の解毒剤で新一に戻ることができる、と予測します。
なぜ黒の組織との対峙の後なのか?
宿敵・黒の組織との対峙では、コナンの姿で挑むのでは!?と考えます。理由は、今までのストーリー上、コナンはその小柄な体格を活かし駅のコインロッカーに隠れたり、阿笠博士の発明品で敵を攻撃したりして、進んでいきました。そもそも、工藤新一は死んでいる、と黒の組織には思われています。
また、作品名が「名探偵コナン」とあることからも、コナンの姿で大敵との事件を解決すると予測します。
APXT4869の解毒剤は完成している?
新一を幼児化させた、黒の組織の開発した薬・APTX4869は、灰原が密かに解毒剤を完成させている可能性が高いです。
灰原は、コナンがロンドンへ出国する時・日本に帰国する時、また京都の修学旅行の時、コナンが新一でないといけないときにいつも手助けをしてくれ、解毒剤を渡します。この解毒剤は効果が一時的で、急に発作が来て幼児へ戻ってしまうもの。
灰原は、阿笠博士の家の地下室でいつも研究をしています。自分で開発した毒薬を「毒だと思ってなかった」と発言もしており、その真意は不明。APTX4869の本当の目的が明かされると同時に、完成された解毒剤をコナンと一緒に飲み、元の姿に戻る。このような展開となる可能性が高く、一番自然な流れかと考えています。
新一に戻った後の世界
それでは、コナンが新一に戻ることができた後のお話を予測していきます。ここでは、コナン、新一、そして灰原の3人について、簡潔に考察していきましょう。
コナン
先にもお伝えしましたが、コナンは海外の両親と共に暮らすこととなり、皆にお別れを。コナンに助けられた人物は数多い。ここではたくさんのキャラクターからの反応が待ち受け、描かれていそうですね!
新一
工藤邸に住み、帝丹高校に通学を再開。蘭とは、ロンドン橋での告白、京都・清水の舞台での一連のエピソードより、正式に交際が開始となりました。きっと高校生らしい生活を送ることでしょう。ずっと待ってた蘭、よかった!とファンとしても伝えてあげたいですよね。
ただ、やはりシャーロック・ホームズになりたい新一。毎日事件に巻き込まれ、事件を解決しながら、メディアにも再び露出するのかな?と思います。探偵であることが、きっと彼の生き方なのでしょう。
灰原
APTX4869の解毒剤を完成させ、内服。大人の姿に戻る前に、少年探偵団のみんなにお別れを、海外に行く等の嘘をつくのかな、宮野志保としての生活を再開させるでしょう。しかし、彼女も黒の組織に所属していたことは事実。警察からの事情聴取もあるのだろうと思います。
もう一つのパターンは、宮野志保の姿で、阿笠博士の近くに残ること。灰原は、少年探偵団の皆と山小屋に閉じ込められてしまった事件の時に、自分でAPTX4869の解毒剤を飲み、宮野志保の姿で彼らを助け出しました。少年探偵団の皆は、宮野志保を見ている。あの時のお姉さんが阿笠博士の研究を手伝いに来た!とでも理由を付けたら、彼女はずっとコナン達の近くで過ごすことができるかもしれませんね。
待ちきれない名探偵コナンの最終回
名探偵コナンは、あと何年連載が続いていくのかも、作者以外は皆わかりません。
しかし、これだけ日本中で、また世界中で愛される長期連載漫画です。皆が納得できる、「よかった!」と思える最終回を、作者が準備していることは間違いないでしょう。
これからの名探偵コナンに期待しつつ、もっともっと深堀して楽しんでいきましょう!
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